フィンランド陶芸とマリメッコ・スピリッツ。
2018年 05月 24日
陶芸美術館で開催中の『フィンランド陶芸』『マリメッコ・スピリッツ』に行ってきました。
フィンランド陶芸とひとくちに言っても様々な遍歴やデザイナーによってだいぶ違いがあるのですね。
60年代日本に見られたレトロでキッチュなデザインの原型となった作風。
かと思えばポップさとは無縁の、形と釉薬だけで表現されているそれはそれでやはりフィンランドらしいほっとする作風。
土着的なモチーフの描かれた絵付け、立体。
動物たちのオブジェなんてふくふくとした柔らかさに息遣いまで感じる程有機的でした。
フィンランド陶芸は柔らかですね。
きりっとしていてもどこか丸かったり、のびのびとした柔らかな曲線があり、そうでなくても色味に自然があり、派手ではない華やかさがあり、自然というものから断ち切られていない。そうして暮らしというものに繋がっていく感じがある。
ミハエル・シルキンの動物の生命感。フリードル・ホルツァー=シャルバリの釉薬の美しさ。ビルゲル・カイピアイネンの立体作品には今まで抱いていた北欧陶芸のイメージを革新させられました。
そしてルート・ブリュックの陶板。最近、陶板というものにとても惹かれているのです。自分で作りたくなっていて…。
布好きなのでマリメッコの展示(写真撮影可)もたまりませんでした。ウニッコは定番だけどやはりかわいいなぁー。
ドローイングがすごく素敵だったな。私もたくさん絵を描こう。
なんだか自分で色々作りたくなる展示でした。わくわくと楽しくなること間違いなしです(*´꒳`*)
こちら、7月1日(日)までの開催です。
ミュージアムショップも楽しいことになってますよ~。
どうぞお出かけください^^