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うつわ使い Vol.16 安齋賢太さんの小皿ふたたび。

第一回で紹介した安齋賢太さんの小皿ですが、そう、当初は和菓子をのせようと思っていたのです。上品にちょこんと。
でも大福1つとか買いづらいじゃないですか。独り身だからいくつも買っても駄目にしてしまうし…と、なかなか当初のイメージを実現させられずにいたのです。
そんなこんなで月日が流れていきました。

さて、先日お休みの時に、友人から栗拾いに誘っていただきまして、栗の名産地・岩間に行ってきたのでございます。素敵なオーナーさんの栗林でおしゃべりしながらの栗拾い。とても楽しいひと時でした!超美人オーナーさんに「大きいの持って帰りなー!」と気前よく言っていただいてウハウハと栗を袋詰め(他にもいろいろいただいてしまいました、おもてなしも何もかも感謝しきれないほど!)、帰ってきました。
友人と、「栗の渋皮煮作りたいね」なんて話していてピコーン!ときましたよ。
こ、これはついにあのビジュアルを実現できるのでは…。しかも渋皮煮だったらあのフォークも添えられるのでは…。

というわけで、栗の渋皮煮作りました。栗の渋皮煮と、安齋賢太さんの小皿と、佐故龍平さんのフォークです。

うつわ使い Vol.16 安齋賢太さんの小皿ふたたび。_c0358850_10300377.jpg

わわわ、ウツクシイ!!!栗の渋皮煮と、安齋賢太さんの小皿と、佐故龍平さんのフォーク……部屋とYシャツと私、ぐらいのまばゆさがあります。
しっとりと煮られた栗の蠱惑、安斎さんの漆の誘い、佐故さんの銀の雅さ…なんて品と色気があるのでしょう。
見ているだけでなんだかうっとりしてしまう、ミーハーな私です。

器のために料理を作るなんて馬鹿げている、という意見もあるかもしれない。でも、楽しかったならいいじゃない?と私は思うのです。あー、この器にこんな料理を盛りつけたい!ってわくわくできるならそれはきっとすごく素敵な時間です。
人生を楽しくしてくれる強い味方としての器、そんな存在があるととても心強いです。

来年になってしまいますが、安斎さんにお願いしている作品が届きます。その時はまたこちらのブログでもお知らせ申し上げますね^^
現在ソールドアウトのこの小皿もまたお願いしております。お楽しみに!


そうそう、10月の3日(土)と4日(日)にはかさま新栗まつりも開催されます。笠間は栗の生産日本一。噂では某有名フルーツパーラーでも笠間の栗を使用しているらしく、それほど美味しい栗が取れる場所です。新栗まつりでは生栗の販売の他、試食や栗を使ったお菓子の販売、家族で楽しめるゲームなど、盛りだくさんのイベントとなっているようです。来週末は笠間にお出かけしてみませんか。
栗の渋皮煮、「作るの大変だったでしょう?」といわれることが多いですが、栗をむく手間も渋皮煮を作る工程も「つくってるぞー!」って実感があって結構楽しいです。何より、完成した渋皮煮を食べると絶対に「また作ろう!」って思えてしまう美味しさで、疲れなんて吹っ飛んでしまいます。
渋皮煮にぴったりの大きな笠間の栗、おすすめですよ!

by g_yoyo | 2015-09-21 11:00 | うつわ使い。

茨城県笠間にある陶芸ギャラリー曜燿のブログです。


by g_yoyo